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第18章 special moon…右にあなたを、左に君を。

２人が出会ってから半年が過ぎようとしていたときだった。雅が働いている店にある１人の男性がやってきた。

「…元気そうだね。」
「え？」
「ユトとは出会えたかい？」
「ユ…ト？」
「…そうか、ｸｽｸｽ…また来るよ。」

そう言うだけ言ってその男の人は店を後にした。それからタイミング良く時期に悠人が入ってくる。

「雅？どうした？」
「…なんか、変な人…」
「は？」
「なんか、『ユトとは出会えたか？』って。」

そう言うと、悠人は急いで店を後にするとその人の後を追った。

「…ｯヌエバ！」
「おや、見つかったか。」
「何で！……会えないはずじゃ…」
「いやいや、会えない筈なんだがね。何でだろうねぇ…まぁ、後始末？」
「後…っ！？」