この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
イタズラな満月(フルムーン)
第4章 2nd moon…見せた弱み。
『ううん…何となく…言いたくなった』
『ならオレからも…』

そう言うと、雅の腕から抜け出るとすっと背を伸ばして見つめる。

『オレのこと、ユトでいい。』
『…え?』
『さっきみたいに、ユトでいいから。君はいらない。』
『…でも、男の子呼び捨てなんて…』

俯いたまま雅は、そっと髪を耳にかけながら照れくさそうにもう一度、金色に光るユトの瞳を見つめた。

『ユト…///』
『ん?何?』
『何でもない!』
『何にもないなら無駄に人の名前呼ぶな。…ばか。』
『人じゃなくて…猫なのに。』
『何か言った?』
『何にも!』

スクリと立ち上がると、雅は腰を屈めてユトを抱き上げた。

『帰ろっか』
『…ん?』
『あ…』
『何だよ。』
/286ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ