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第6章 4th moon…新たな出会い

『無理って…』
『あんたが気にする事じゃないよ。張り切り過ぎなだけだから。』
『そう…ですか。でも、良かった…』

そうして、もう後５分足らずで実体化出来る時間になった時だ。ジェーナは雅に向かうように促した。

『でも。…ユトが…』
『大丈夫だよ、私が見てるから。あんたは時分の事を考えなされ。』
『でも…ｯ！』
『時間がない。この子にも良く言われているだろう？』

穏やかに優しくも、それでいて厳しくも雅にピシャリと現実を突きつけた。それもそのはず。あれから久我との距離はほとんど変わっていなかったからだ。

『あんたも解っているんだろう？このままではあんたは蘇れない。』
『解り…ました。』

そうして実体し、お店を後にした。