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イタズラな満月(フルムーン)
第6章 4th moon…新たな出会い
「な…んで?どうして、…私のことは…見えないはずなのに…」
「ハハ、それは僕が【普通の人間】じゃないからだな。きっと。」

そう言うと、その男性は手を差し出した。

「さて、ここにいてもどうにもならない。とりあえず、君のことを心配しすぎて居ても立ってもいられなくなってるガキの所にでもいくかね。」

そういうが早いか、その初対面の男性はふわりと背中に腕を回し包み込むようにきれいな水色の光と共に優しく笑いかけた。

「…!?」

訳も分からないまま雅はされるままに身を任せた。なぜだか解らないが、この人には身を任せても大丈夫だ…そんな気がしたのだ。
次に目を開けたときにはなぜか雅とその男性は泣らんでジェーナの店の前にいた。
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