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イタズラな満月(フルムーン)
第7章 5th moon…禁忌
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「それで、私…もう、ユトの力はあんまり借りないようにしなきゃって…もう…いら」
「雅!」
初めてユトは『アリス』ではなく、名前で呼んだ。次の瞬間、腕を引き、抱き寄せるときつく抱き締めた。
「…ッ!や…っ!」
「それ以上は言うな…頼むから」
「ユト…っ!離して!」
「…ッ」
ゆっくりと腕を緩めるユト。少し離れると、俯いた雅にユトはどこか申し訳なさそうに頭を掻いていた。
「…ぃよ…ユト…私が好きなのは久我君なの!ユトなんて好きじゃない!」
「アリス…」
「ユトのこと要らな…」
「…ッ!」
要らないと言い掛けた雅の頭に手を回し、ぐいっと引き寄せたユトは、雅の唇に自身の唇を重ねた。
「ン…チュ…」
「…!?…ンン…」
「雅!」
初めてユトは『アリス』ではなく、名前で呼んだ。次の瞬間、腕を引き、抱き寄せるときつく抱き締めた。
「…ッ!や…っ!」
「それ以上は言うな…頼むから」
「ユト…っ!離して!」
「…ッ」
ゆっくりと腕を緩めるユト。少し離れると、俯いた雅にユトはどこか申し訳なさそうに頭を掻いていた。
「…ぃよ…ユト…私が好きなのは久我君なの!ユトなんて好きじゃない!」
「アリス…」
「ユトのこと要らな…」
「…ッ!」
要らないと言い掛けた雅の頭に手を回し、ぐいっと引き寄せたユトは、雅の唇に自身の唇を重ねた。
「ン…チュ…」
「…!?…ンン…」
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