この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
イタズラな満月(フルムーン)
第8章 6th moon…知らされる真実
そう俯くユトの頭をぽんっと叩くと、クスリと笑いながらヌエバは上から話し始めた。

「全く。…不器用だな、ガキ猫。」
「ガキって!」

そう返事をしながらユトはグィっと顔を上げた。その時見えたヌエバの表情は、先程とは打って変わり、どことなく優しく見えた。

「今はガキでもいいさ。その位がちょうど良いのかも知れんな。」
「ヌエバ様?」
「私もそうだったから。ユト、お前は若い頃の私に良く似ているよ。」
「…周りで聞いているヌエバ様ほど無茶苦茶はしていませんが。」
「してるじゃないか。」
「オレがですか?」
「あぁ。それでいて、傷つきやすいのに不器用で。」

クスクスと笑いながらヌエバはもう一度ユトに笑いかけていた。
/286ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ