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好きになった人
第4章 冬
何度もキスして、甘い言葉を囁いてくれる

愛を感じると、刺激が強すぎて何度もイッてしまう。。。

お互いに一緒に果てていく

きっと、口に出して言わなくても、本当に最期にするのは気づいている

キスマークを指がなぞる


痕が消えるまでは、俺だけを感じていて。。。?


泣きそうな声が聞こえる

しばらく、抱きしめあいながらキスしていく

一緒にシャワーを浴びて着替えていく

何も言わずに抱きしめあいながら、お互いを感じていく


髪を撫でながら、聞いてくる


話、いつにする?


少し、時間をください。。。

どうしたらいいのか、まだわからない。。。


わかった。。。

待つよ。。。

詩織を傷つける答えにはしないから、安心して?


直樹?


無理矢理、陸を奪ったりしないから。。。

詩織のことも。。。


やっぱり、最期にするのは気づいている。。。


直樹、ごめんね。。。

私も、たくさん傷つけてばかりいる


本当はこのまま、帰したくない。。。

詩織が望めば、捕まえておくのに。。。


っ。。。

ごめん。。。


帰ろっか?


私をタクシーに乗せて、別れていく

家に帰ると、真っ暗だった

20時

まだ、誰も帰っていない

はあっ。。。また一人か。。。

電気をつけて、お風呂に入る

鏡を見ると、直樹がつけた痕が見える

誠は、私を求めてこないから、気づかれないだろう。。。

仕事が忙しくて、私を求めてこない。。。

キスして、抱きしめ合うだけの関係

誠は、満足なんだろうけど、私の体は満足していない

年齢の差なのかな。。。?

私も、体の関係を求めなくなる日がくるんだろう。。。

でも、まだ、わからない。。。

シャワーから出て、念のため、コンシーラーで痕を隠していく

自分で自分を抱きしめてあげる


もう、抱き合えない。。。


ものすごく、寂しくなる

この先、逢うことはあるだろう

話すことも。。。


でも、抱き合えない。。。

ふれられない。。。


ものすごく、寂しい。。。

やっぱり、好きなんだと思い知らされた

忘れられないのも、体を求めてしまうのも、好きなんだ。。。

心も、体も、忘れられないままだった。。。

ソファーに座り、自分を抱きしめてあげる






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