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第8章 夏―2.9

そろそろ、帰ろう？


陸。。。？


何？


まだ、一緒にいたい。。。


帰りが遅くなると、お母さんが心配するよ？


だって。。。陸も、詩織さんがいない家に帰りたくないでしょう？

一緒にいたいの。。。


ギュッと抱きついていく


ダメ？


ダメ。。。帰るぞ？


起き上がる陸が、私を引っ張っていく

ふいに起き上がると、頭がチカチカする


痛っ。。。


頭が痛いけれど、お腹を擦りながら痛いと言う

嘘に嘘を重ねたら罰があたる

わかっているのに、陸を繋ぎとめるために、嘘を重ねる


え？ごめん

無理やり、引っ張った？


優しく抱きしめて、ベッドに倒れていく


大丈夫。。。？


お腹を擦りながら、聞いてくる


ごめん。。。陸。。。

心で謝りながら、陸を引き留めていく


ごめんな。。。？

痛かったよな？


痛がるふりして、そのまま、寝たふりをしていく


優しく抱きしめてくる陸が、髪を撫でてくる


いいよ、痛くなくなるまで、寝てな。。。？


寝たふりをしていたのが、本当に眠くなり、眠りに落ちた


目が覚めると、朝の3時だった


とりあえず、お父さんの約束は守れて、安心している


抱きしめられている陸の方を見て、キスしていく


陸？おはよう？


ん？あかり。。。


また、あかりを呼んでいる

間違えたのに、気づかないふりして、キスしていく

陸自身に、手を伸ばしていく


はあっ。。。ダメだって。。。？


まだ、眠い陸は余裕がない感じで、ドキドキする

舌を入れながらキスしていく

陸自身を擦りながら、誘っていく

目が開いて、陸と目が合う


おい？

お腹痛いんじゃなかった？


治ったよ？


で、誘ってるの？


誘ってます。。。ダメ？


ダメ。。。お腹痛いんじゃなかった？


今は痛くない。。。


また、痛くなると困るから？

我慢しような？


私の手を捕まえて抱きしめてくる


もう少し、寝てろ。。。？


ハイ。。。


抱きしめられて、苦しい。。。

嘘を重ねたら罰があたる

これ以上は、嘘を重ねないようにしなくては。。。