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背徳の主
第10章 顧客NO 062603A 美緒 杏佳
朝の7時、何時ものように美緒はキッチンで朝食と三人分のお弁当を慌ただしく作っていた。

「美緒、おはよう。」

突然背後から父親の声が聞こえてきた。

「あ、お父さんおはよう。」

「何か手伝おうか?」

「ううん、大丈夫よ。お父さんコーヒー出来てるから…」

「ああ、ありがとう。」

父親は食器棚からマグカップを取りだし、コーヒーを注いだ。

「美緒、何時も済まない。母さんが亡くなってから美緒に家事を全部してもらって…」

「大丈夫よ、お父さん。家事は嫌いでないし、お母さんからもくれぐれもとお願いされたから…」

「お父さんも出張が多くて大変ね。無理しないでね。お父さんまで倒れていなくなったら、私と杏佳は耐えられない。」

「大丈夫、父さんはお前たち二人が結婚するまでは、死ぬに死ねない。」

「そうよ、お母さんの分まで生きてもらわないと…」

「大学の方はどうだ?」

「まだ2年目なので一般教養の講義ばかり… つまらない。」

「なに、3年になったら専門過程に進むから面白くなるさ。」

「だよね… お父さんトースト焼けたから食べて。」

「おう、ありがとう。それより美緒、付き合っている男はいないのか?」

「何お父さん突然に…」

「たまには男とデートでもしろよ。」

「もう…普通は父親は心配するものよ。」

「大丈夫、お父さんは寛大だからな! 亡くなった母さんとお前たち二人はどんな男と結婚するのか、良く話したものだ。」

「私は大丈夫.それより杏佳の方が少し心配。 母さんが亡くなってから落ち込んでしまって…」

「学校はどんなふう?」

「あまり友達もいなく、授業が終わると真っ直ぐ帰宅。」

「いじめとか受けてないだろ?」

「それはないと思う…ただあの子もともと内気だから、お母さんが亡くなって更に喋らなくなったみたい。」

「そうか…じゃ今度気分転換に三人で旅行でもしょうか?」

「賛成、何処行くの?」

「ディズニーランドは?」

「お父さん、ナイス! 多分杏佳も喜ぶと思う!」

「よし、会社に休暇届けを出しとくよ。」

「お父さん、杏佳を起こして。遅刻する。」

「ああ、わかった。」

父親は二階の杏佳の部屋へ向かった。
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