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背徳の主
第3章 顧客NO 120501B 美那
金色で「Night Life」と明記されたドアの前に立つ。

美那はこの場所に立つのは2回目。

この場所に立つと何故か心がときめく。

そう、自分を全力で包み込んでくれる優しさがこの場所にある。

一歩足を踏み入れ、自動ドアが開いた。



前回対応してくれた彩乃がショーケースの間から立ち上がり、美那に声を掛けてきた。

「いらっしゃいませ。」

彩乃は挨拶をすると、またショーケースの間に身を屈めた。

この店の良いところは、始終お客につきまとわないこと。

客が自由に商品を見て回るのを妨げない姿勢を美那は気に入っている。

美那は前回ここでディルドを初めて購入した。

ここの試用ルームで体験して以来、日々の生活に不可欠な物となった。

本来はこの様な物はいらなかったはず。

美那の風貌は面長で色白。

可愛いいと言うより美人に近い。

165㎝の比較的長身で細身ながら、胸はDカップ。

高校生位から今までに、数えきれない程の男が美那に声を掛けてきた。

美那はそういう男達を全く拒絶してきた。

美那は生理的に男を受けつけない身体になっていた。



そう、あの男のせいで…




美那の母親が再婚したのは美那が高校2年生の時

中学生の時に父親が癌で他界し、美那の家庭の生計は苦しくなった。

それから1年後、母親がパート勤務をしていた職場の取引先の営業マンと母は知り合い再婚した。

当初、養父は母親と美那にとても優しく接していたが、養父が会社で降格されてから状況は一変した。

気に入らないことがあれば、酒を飲んで母親にDVをはたらき、美那に対しても暴言を吐いた。

ある夜、美那がベッドで眠っていると、養父がベッドに入ってきた。

美那は驚いて声を出そうとしたが、養父が手で口をふさいだ。

「母さんや美那は誰のお陰でご飯が食べられる?」

「美那も少しは俺に協力するんだ。」

養父は美那の口をふさいだまま、パジャマのボタンを外し、インナーシャツの上から美那の乳房を揉み始めた。

美那は懸命に逃れようとするが、養父がしっかりと押さえつける。

養父は美那のシャツを目繰り上げた。

養父の目の前に美那の豊かな二つの乳房が飛び出した。

「美那、おっぱいはもう一人前の女だなぁ。厭らしい体だ。」



美那は初めて犯される恐怖を感じた…











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