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愛憎
第20章 痴漢ごっこ
その日の帰り道。

萌と誠は手を繋ぎ、電車に乗っていた。

「あの、さ…。
俺、高校中退して、海外で医療の勉強がしたいんだ。」

「え?」

萌は固まる。

「何年かかるか分かんないけど、待っててくれないか?」

萌は、戸惑いを覚えながら

「それっていつ行くの?」

と、聞く。


「や。澤村先生とかには貯金を倍に増やせとか色々言われてるから、まだまだ先の話。
まだ、バイトの採用の連絡来てないし」

「バイトって何やるの?」

「ん。カラオケ屋さん。土日の夜と、平日の夜。
だからあまりデートできないかもしれねぇ。」

「大丈夫!金曜日からお泊まりすれば!」

萌が口走った言葉に誠は固まる。


「泊まりって何するの?」

誠は耳元に吐息を混じりの声でそう言う。

「あっ、えっと…」

「こう言う事?」

コートの中のセーラー服の下からブラジャーを持ち上げ乳首をなぞる。

「あ…ん…」

久々の快感に萌は喜びを隠せない。

誠も

「久々の萌の感触。たまんない…」

吐息混じりに言う。

でも
「もーう。みんなに散々怒られたのに、懲りないんだから〜」

と、言った。


「あの、さ、今日から三日間、親父も母さんもねーちゃんもいないんだ。
親父は出張で、何故か母さんも、それに着いてってる。
姉ちゃんは彼氏んちに泊まりに行ってる。
その間、勉強も教えるし、こんな事も出来る。」

そう言って、パンティの上からクリトリスをなぞる。

「あ…ん…」

「良かったら一緒にいてくれる?」

萌は返事の代わりに
誠の制服のベニスを円を描くように撫でる。

「うっ、それどこで覚えたの?」

萌の耳元に吐息混じりで聞く誠。

「企業秘密です。」

本当はインターネットで、彼を気持ちよくさせる方法なるものを見ただけ。

「こら、教えろ〜」

両乳首をグリグリすると
萌から吐息が漏れる。

萌の耳元で、吐息混じりに、

「その蕩けた目、めっちゃそそる…」

と言った。




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