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愛憎
第2章 再会と過去
「まこちゃんやゆうちゃんに肩入れして、ご家族にもっと肩入れしてみたい。って、欲?みたいなのが出て来ちゃったのかなって。
ケアマネージャーって言う道もあるけどね。
ケアマネも真剣にご家族と向き合うけど、なんとなく私のやりたいこととちがうなぁって。
ほら、まこちゃんも萌ちゃんも言ったでしょ?
私や先生みたいになりたいって。
その言葉に嬉しかったんだけど、危機感も覚えたの。
人の人生に影響がある職業に私は就いてるんだって。」


萌や誠はなんとも言えない気持ちになった。

「そしたら、なんか、そんな子達のもっと為になる職業に就きたいなって思っちゃったんだよね。
その子達が思う人生をより良いものにしてあげたいって。」

「だから高校教師…」

「そんなトコかな〜。
35人もクラスはいるけど、平等に扱ってく。
けど、何か困った時は私を頼りなさいよ!」

と。


澤村先生の言葉に

ーー縛って、オトナのオモチャも使っちゃったりして、その後にいっぱいっぱいいぢめてあげる。

ふと、朝の痴漢のその言葉を思い出す。

一人で言うか言わないか迷っていると

「ちなみに、あなた達の中学校の時の吹奏楽の実績も知ってるわ!
私、顧問なの!
よろしくね!」

こちらもくされ縁と言うヤツなのか

その言葉に萌の不安は吹き飛び、誠は喜び、早速吹奏楽部の入部の届け出を出した。

萌はその時、自分が自分の夢を追いかけると共に、快楽への扉も開こうとしていた事に気付く事はなかった。
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