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愛憎
第11章 遠隔操作
ブーン…
音が漏れる。

萌の足はガタガタ震え出す。

周りに気付かれないか気が気ではない。

「15時45分のいつもの電車に乗り込んで?
勿論一番前の車両の窓際の所ね。」


萌は必死に声を噛み殺しながら

「ひゃ…あ…ん…わ、分かりました…」

「良い子だね…ご褒美。」

痴漢はそう言って、パンティの上からローターを押し付ける。

「……っ!!」

萌は絶叫したいのを我慢し、歯を食いしばり耐えていた。



痴漢は押し付けていた手を外し、また両胸をなぞり始める。

「昨日、あんな事言っちゃったけど、他の誰かに気付かれたら嫌だから、明日から下着はつけて来てね」

翻弄されてる…。

でも、今日頑張ったらおチンチン入れてくれるんだ…。

萌はそう思いながらも、

「分かりました…」

と、言った。
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