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初恋ウエディング~交際0ヵ月の求愛~
第5章 突然のプロポーズ
「なら、眞彩ちゃんのキモチに真剣に向き合ってやれよ。柚希お前、男だろ?」

紡さんはスツールに座り、飲みかけの水割りを飲み干した。

「・・・」
俺は無言でスツールに座る。
紡さんのパンチを頬にまともに食らい、口内が切れたようだ。鉄錆の味がする。
水割りを飲むと傷口に染みた。

「俺は眞彩ちゃんと結婚前提に付き合うと両親に宣言した」

見合いを百戦錬磨断って来た紡さんが眞彩と結婚前提の交際を始める。

「分かりました。眞彩とは別れろと言うコトですか・・・」

「お前が眞彩ちゃんにホンキになるなら、俺は身を引く」

「俺は・・・」

眞彩の振袖姿を見て、他の男にくれてやるのはホンキで惜しいと思った。

でも、これ以上・・・
眞彩のキモチを弄ぶコトは出来ない。

――――――セフレの関係はもう続けられない。


「父上が総理時代に桐生様には世話になっている。その場で断るのは失礼だと思って、そう言っただけだ。
俺は眞彩ちゃんと結婚はしない。
安心しろっ。柚希」

「紡…さん!?」

「お前自身はどう思ってるんだ?」

「…今日の振袖姿見て、紡さんに渡すのは惜しいと思いました」

「なら、お前のキモチはもう決まっているな・・・眞彩ちゃんにプロポーズしろ」

「プロポーズって…俺達は交際もしていませんよ」

「今までのコトを水に流すには責任取って結婚するしかないぞ!!そうでないとお前は男じゃない!!分かったな。柚希」




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