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友達のままがいい
第3章 過去(中学生)…
『好き』が『恋』ではないお年頃。

『クラスで誰が好き?』
と合言葉のように会話がはずむ。
カッコいい子、やさしい子、おもしろい子。
みんなそれぞれ理由をつけて名前を挙げる。
私も例外ではなく、やさしい彼の名前を口にする。
同じクラスの斜め前に座る、人にやさしい子。
困っている人がいるとそれとなく手を差し伸べ、いつもニコニコ笑顔で人に接する。
その笑顔を見続けるうちに心の中を彼が占拠する。
その時から私の中に彼はいた。
だからと言ってつきあいたいとかそんな感情はでてこない。
もちろん、他の子たちと同じでその先を望まない。望むことを知らない。

だってその時はまだ小学4年生。
恋に恋して、そんな恋愛話だけで満足できるお年頃。


中学生になった。
仲が良かった友達とクラスが分かれ新しい友達ができる。
もちろん彼とも別々のクラスになった。
がらりと日常が変わる。
好きな男性も何人も変わる。
憧れの先輩もできた。
好きになった先生もいた。
だけど、ただそれだけ。
特別な感情が沸くことはなかった。
勉強に部活に遊びに毎日が充実してあっという間に月日が過ぎ去っていった。
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