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契約的束縛ー羞恥公開調教
第9章 調教師の心



「痛みますか美波?」


「大丈夫だと思います」


「ですが傷は浅くは無いです」


「・・・・・」


主催が刀谷様と話をしている間に、美波の頬を応急処置し、蝋や精液塗れなのも構わすに抱き上げて部屋まで連れて来た。


それから一度頬の止血をし、全て脱がせて湯に浸けて・・・現在に至る。



「後、低温ですが蝋燭の方も、軟膏を塗っておきましょう」


「・・・はい」


美波の方は、止血し薬を塗ってガーゼで止めた頬を手で押さえてる。
やはり顔に傷が付くのは・・・



「・・服が蝋燭を守るような形を取りましたから、大きな火傷はありません‥
数ヶ所、何度も同じ場所に蝋が当たったようですね、それも火傷というよりは、赤くなった程度で済んでいます」


「・・・
そうですか・・・」


疲れか気落ちか‥あまり元気の無い美波。


見ている私の方も‥‥辛い。



「・・・
仁科さん・・」


「はい?」


「さっきの人、どうなるんですか?
櫻澤さん、随分怒っていたような・・・」


「今の所は何とも‥
主催が何だかの手は入れるとは思いますが‥‥」


「ルールとか・・」


「ああ、それですか」



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