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第21章 奴隷的陵辱

「あっああっ！！」


もう肉体的快楽にしか反応しないか。
良く見れば注射器が２本、あの神楽って女も、考え無しに使ってくれるぜ。



「たくっ、面倒くせぇ‥」


「兄貴もどうっすか？」


「冗談じゃねぇ‥
薬漬けの女に興味はねぇよ‥‥」


俺がそう言った途端・・・



「・・・・！？」


犯されている女と目が合った。
しかも、女の目は‥‥正気だっ！！


薬を使われている筈なのに正気を保ち。
尚かつ理解した上で、コイツらに抱かれているだと？？



(・・・
だとしたら何か理由がある筈‥
この女が、大人しく慰み者になっている理由は何だ？)


何かがあるそれは確か、いや確信か。
理由は何処にあるんだ？？



「・・・そういやぁ、この女をどうやって此処に連れて来た？」


「櫻澤の所のスタッフが、東条さんに寝返ったみたいですぜ？」


「しかも脱走するついでに、組長が手配した爆薬を仕掛けて来たとか言ってたな」


「・・・！！」


理由はそれか！！


神楽がこの女を脅し、女は従うしか無かった。
多分逃げたら爆薬を使う、そうとでも言われたんだろう。



(これ以上不味い事にならん内に、手を回した方が良いのか？)


櫻澤を敵に回すのは不味い、そう頭が警笛を鳴らす。
とすれば、出来る行動は１つだ・・・・・