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第24章 男達の心と覚悟

仁科さんに手を引かれ、私は一人掛けのソファーに座らされた。
その前には、４人の男達。



「調教なら気にならんが、これは躊躇いがあるな」


「それは私も同じですよ」


「だよなぁ‥
揃って美波が欲しいのは同じだし」


「・・あの、じゃんけんの話か？
いい加減時効だろう、あれは‥」


じゃんけん？？


そういえば、男３人で真剣にじゃんけんしてた事があった。



(・・・あっ！)


最初に勝ったのは本郷さん、そして仁科さん、負けたのは宮野さん。



(それって‥‥)


この順番に覚えがある。
契約が終わった後、私を抱いた３人の‥‥順番！？



「も、もしかして、計画的‥‥だった？」


「ほらっ、本郷さんが余計な事言うから！」


「すまん・・・」


揃ってバレたと言わんばかりの渋い顔。



「一応認めますよ美波‥‥‥
まあ、お互い争わないようにの意味合いが大きかったんですが‥
順番の他に、美波と何かあったら自己申告する、これで３人手を打ちました・・」


「俺は初めて知った」


「だってさ、主催は一番最初に美波をかっさらったじゃん？
それ全員気付いてたからさ、３人で協定を結んだ訳」


「というか仁科‥
お前、本当にじゃんけんやったのか‥」


・・・あれ？
櫻澤さん、陰で見ていたのに知らん顔？？


絶対言わないぞ、という意志を感じてしまうのは私だけ？？