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連攣鎖(つれづれぐさ)
第3章 初めての前の初めて
小学校3年生のことです。
私は初めて担任の先生が男性になりました。

国語が好きな先生で、詩を書くのが好きで、クラスの皆にも詩を書かせたりしていました。

先生は校外でも詩の活動をしていて、私の詩を気に入ってくださり、その活動に招かれたこともありました。

詩について説明する講師がいて、先生たちは、スタッフのように脇に立っていて、色んな学年の色んな学校の子供が集められて、
詩の朗読や作詩を学びました。

お父さんのような人で、休み時間に教室にいると皆が先生の膝に乗りたがりました。

私も先生が好きでよく膝に乗せてもらいました。

先生は膝に私を乗せると教壇の中に椅子を引きます。そして可愛くて仕方ないといった感じで抱き締めてくれるのです。

皆、それが羨ましくて休み時間に外遊びに行かずに教室に残っていました。

詩の活動に連れていってもらえるくらいだったので、先生の膝に乗せてもらえる回数は私が多かったように思います。

他の子が羨ましがるので、交代です。

最初からそうだったのか、途中からかわかりませんが、それは始まりエスカレートしていきました。
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