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第17章 性癖

ノーマルかアブノーマルか、境目なんて際どいと思います。

日常の癖、爪噛み、貧乏揺すり、髪を弄る、寝る時、食べる時、行動すべてにおける癖…

千差万別、十人十色の中でネーミングされたものが大別されて確固たる地位を持っているように見えるだけで、それは個性ほどに沢山あるんだと思います。

性癖といって、すぐに浮かぶのがＳＭ、同性愛、複数プレイですが、

ネーミングされるから、大別されるだけで、種類は個性ほどあるのだと思います。

性癖をもつ人、こだわりのある人は、sexにおける美食家(グルメ)なんだと思います。

生殖本能として組み込まれた性欲を最低限しか活用しない者、
そこに意義を見いだそうとする者、こだわりのある者。

そこの差が、アブノーマルとの境界線なのではないかと思っています。