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支配~control~
第1章 破滅への入口
『茜、良い子にしてるんだぞ』
純はそう言い残すと部屋を出て行ってしまった。
ばたんっと扉が閉まると、部屋の中には機械音と声にならない卑猥な喘ぎ声だけが響いていた。



....

「おはようございます」
月曜日の朝は憂鬱。
これから1週間が始まる。
別に仕事が嫌いなわけではない。
ただ、月曜日の雰囲気が苦手なのだ。

学生の頃は気が合う人と付き合っていればそれで良かった。
でも、社会人ではそうはいかない。
いろんな世代の人がいて、いろんな考えの人がいる。

「茜ちゃん、相変わらず良い脚してるね」
「最近の若い子はなんであんなに短いスカートを履いてるのかしら....」
「先輩、今日合コンあるんだけど~...」
50代のセクハラ課長に、40代の口煩いお局、敬語が使えないハタチの後輩...。
そんな人達とも付き合っていかなければいけないのである。
入社3年目にして、ようやくそれを冷静に受け止めることが出来るようになった。
本来の自分というものをしまいこんで、職場での自分という仮面をつける。
そうすることで、人間関係はそれなりに成り立っていた。

最初こそ、面倒臭いとも思っていたけど、慣れてしまえばどうってことはない。
ただ、やはり休み明けというのは、また話が違って、その偽りの自分になりきるにはそれなりに時間を要するのだ。
また更にこの肌に纏わり付いてくるような湿気が憂鬱さを増していた。
それに加え、今週は特に会いたくない人がいる。
笑顔で挨拶をしてみても、心の中はモヤモヤとしたものでいっぱいである。

「茜」
背後から耳元で囁かれ、ビクっとして振り返る。
「純..さん...」
「今日、またあのお店に来いよ」
背中の筋がぴんっと張り、身体が強ばる。
「...返事は?」
「は....い...」
声を出した...と言うよりも絞り出したと言う表現の方が適切かもしれない。
会いたくない人に心の準備が出来ていないうちに会ってしまい、動揺を隠せないでいる。

最近では大抵のことは、笑顔で切り抜けることが出来るようになっていた。
しかし今はその笑顔も出ず、まるで誰かに石にされてしまったように、その場から動くことが出来ないでいる。

今まで純さんの前でこんな風になったことはない。
3日前のあの出来事が、私をそうさせていたのだ。
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