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Hounds of Love
第6章 電車のボックス席
男は私を上に座らせ、一気に奥に入り込んできた。
「やぁぁっ…」
電車だと言うことも忘れ、私はその快感に溺れた。

「その顔…そそるね」
男が言う。

ふっと窓の方に目をやると、夜の景色が流れる中で、涎を垂らし、涙を流しながら悶える自分の姿があった。

「やっ…やぁッ…ぁぁぁ」
電車の揺れと男からの責めで、私は簡単に達した。

力が抜ける。
ガクッと崩れ落ちた私を男は座席に戻す。

そして携帯を取り出して言った。

「これ…バラされたくなきゃ、誰にも言うなよ…」
カシャっと写真を撮る音が聞こえると、男はそのまま去っていった。

やだ…。
行かないで。
待って…。

私…。


まだ…ッ。


熱い…の。

んッぁ…。


私は、無意識のうちに、熱を帯びる身体を自ら慰めていた。




☆end☆
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