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Hounds of Love
第14章 幼馴染みと3人で
「ナツ…今日もやるだろ」

「え…うん…」

いつからだろう。

この遊びを始めたのは…。

もうだいぶ前。

最初は興味本位だった。

「ナツのここ…触ったらどうなるか知ってる?」
ハルの一言がきっかけだった気がする。

「じゃあいつもの格好になれよ」

「わかったけど…2人共向こう向いてて」

「…いつも思うんだけどさ、どうせ見るんだから一緒じゃない?」

「一緒じゃないよ…やっぱり脱いでるとこは恥ずかしいもん」

「じゃあ今日はその恥ずかしいおもいしてみろよ」

「またハルはそやって意地悪言う…」
私はぷぅっと頬を膨らませ、唇を尖らせて見せる。

「そんな顔のハルも可愛いよ」
シュンが言う。

ハルとシュン。

常にトップクラスの成績でいつも優しいシュンと、運動神経抜群で少し意地悪なハル。
そして、何の取り柄もない私…。

いつも、2人が羨ましかった。
そんな嫉妬心で、なんとなく、避けていた時期もあったっけ…。

でも、そんな私を2人は可愛いって言ってくれる。
「ナツだけだよ…」って言ってくれる。
お世辞でもなんでも…2人にとって、私は特別な存在なのかな…って思うと、嬉しい気持ちになるんだ。
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