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第2章 荒れ模様

「凛。こっちこっち～」
明日香が大きく手を振ってる。

明日香は黙ってても人の目を集めるのに、いつもこうやって身振り手振りが大きくて更に注目される。

まぁ、本人は全然気にしてないんだけどね。

そして、その相手の私までも周りから注目されるのは言うまでもない。

「おはよ」
私は明日香の隣に座って資料を出した。


あれから蒼太くんに家まで送ってもらって、相も変わらず「また」と言って別れた。

『また』と言うことは、また次もあるということ。

まだ、終わらない…。