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雨のち晴れ
第2章 荒れ模様
指の責めだけで軽いイキ地獄を味わい、蒼太くんの腕の中で、すーっと意識が遠退いて、暖かい真っ白な世界へ入り込んでいく。

「...ぁ.......っ....ハァ.........ン........」


「...今は何も考えずに寝ろ」
遠くの方で優しい囁き。

ドクンドクンという胸の鼓動を聞きながら、私は意識を手放した。




......-----


腕の中。

スースーと小さな寝息を立てながら眠る凛ちゃんを抱き締めた。

痛々しい痣が身体中に出来ていて、その痕を優しく擦る。
「...ンッ..」っと小さく声を上げた。

目覚めるとまた現実が待っている。

だから。
今は、今だけはただ俺の腕の中でゆっくり眠ってくれ...。
心の中でそう呟いた。



出逢いは偶然で。
たまたま気になって声を掛けただけ。

いつものノリ。
...の、筈だった。

最初は知らなかったんだ。


凛ちゃんがアイツの彼女だなんて...。


-----......
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