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伝わらない想い
第3章 恋か友情か
悪いことしたな...。
もう話し掛けられない。
そんな後悔がぐるぐると頭の中を廻る。
少し勇気を出した分、一気に叩き落とされた気分になった。

今日の仕事は散々で自分が自分で嫌になる。

「はぁ」
大きな溜息をつく。

「何?幸せ逃げてくよ」

「もう、逃げていったよ」
連日のアルコールに身体が悲鳴をあげそうになっているけど、飲まなきゃやってられない。
ジョッキを片手にビールをどんどん流し込んだ。

「最近飲んだくれてるじゃん、やっぱ悪い女に引っ掛かってるんでしょ」

「放っとけ」

「もう、程々にしときなさいよ」
新しいジョッキを置いて蘭がカウンターに戻って行った。

その後ろ姿をぼーっと見ていると、彼女の姿と被ってしまって、胸が締め付けられる。

名前も知らないうちに失恋してしまった。

やっぱり俺には恋なんてもう無理なのかもしれない。
俺は目の前のジョッキをまた一気に流し込んだ。
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