この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
伝わらない想い
第4章 幸せを願う
「あんな奴、やめとけよ」
心の中の声が溢れ出し、口から出ていた。
「俺だったら茜ちゃんを泣かさない、ずっと笑わせてあげられる」

今まで溜まっていたありったけの気持ちをぶつけるように叫んだ。

「ダメ、です...」

そんなにあいつが良い?
キミにこんな想いばかりさせるあいつが?

俺は拳を握りしめる。


「...今、そんなに優しくされたら...私、甘えてしまうから...」
そう小さく笑う彼女を俺はまた腕の中に閉じ込めていた。

「俺に、甘えたら良い」
彼女の苦しみを溶かすように強く抱き締める。

これでみんなが幸せになれるとは思っていない。
けど、今彼女を離すと、すーっと消えてしまいそうで怖かった。
今はとにかく彼女を守りたい。
そう思った。

だから、背中に彼女の腕が回るのを感じて、俺は心底ホッとしたんだ...。
/175ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ