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サイドストーリー7
第8章 素肌のままで
横浜のマンションを引き払って
長距離引っ越しをした。

三浦さんは私と約束した通り、2人が住むのに十分なマンションを探してくれて
私より数日早くそこに越してきていた。

「仕事はゆっくり探したらえぇよ。神戸に少し慣れてからの方がえぇ」

「三浦さん。ここの家賃とか生活費とか。ちゃんと折半しましょうね」
「・・・・」

最初に決めたほうが良いと思ったことを言うと、三浦さんはちょっと不機嫌になった。
「家賃は俺が出す」
「え?結婚していないのにそれはいやです」
「なんで?ちゃんと俺が払える所を探したんやけど」
「確かに私はこっちでも派遣だと思いますが、それとこれとは話が別だと思います」
「お金に賞味期限はないんやろ?家賃分、払ったつもりで貯めとき」

そう言って、笑いだす。

「俺が浮気するかもしれへんのやろ?男はそーゆーもんなんやろ?」

笑いながら言う話じゃないと思いますけど?

「その時のために貯めとき」

全くこのオトコは・・・
「浮気しないって言ったじゃないですかっ」
「せぇへんよ」

即答で私の顎を捕まえてキスをする。
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