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サイドストーリー7
第20章 セカンドラブ③
ご飯をきちんと食べない主任に注意をしたら
「じゃぁ、池田が一緒に食べるなら」
と笑いながらメガネを直した。

「早くしろよ」
私のほうを軽く見て、主任は先に部屋を出ていく。

私は急いで作りかけの書類を保存してパソコンの電源を切る。
机の上を簡単に片づけてバッグを手に持った。

「たまには私におごらせてください」
部の部屋の電気を消して、エレベーターホールで主任に追いついた。

あれから度々、一緒に食べるご飯はいつも山本主任がおごってくれて

「部下は黙って奢られてろ」
笑いながら言う答えはいつも一緒だ。

「でも・・・」
「俺は池田が一緒じゃないと適当に済ませるから。
俺の健康管理だと思って付き合ってよ」

一緒に食事をするたびに、仕事の話をする。
普段の仕事では分からない細かいところや注意点など
勉強になることは多い。

回を重ねるごとに、プライベートの話もするようになって
仕事帰りの食事は頻繁になった。
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