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恋の行方を探してください【完結】
第24章 【二十四話】お礼は身体で
 美哉は由臣の手を引くと、寝室へと連れて行った。

「由臣さんとも気持ち良かったんです」
「……美哉、おまえ、酒でも飲んだか?」
「飲んでません」

 ほら、飲んでないでしょう? といいながら、美哉は由臣に唇を押しつけてきた。美哉からは特にアルコールの匂いも味もしない。
 それでも今までのことを思うと、あまりにも積極的過ぎて、由臣は戸惑っていた。
 美哉は由臣の腰を探り、臀部をなぞり、前へと手を伸ばした。

「ふふふっ、もう勃ってる」
「美哉、ヤケになってるのなら、止めておけ」
「ヤケではないです。勝千代と吟太と古坂さんに奥まで突いてもらったんですけど、まだ疼いて、眠れそうにないんです」
「……美哉」
「由臣さんにキスをされる度に、身体が熱くなって、疼いて、おかしくなるんです。三人の男に突いてもらっても、治まらないんですっ!」

 そういうなり、美哉はぽろぽろと泣き始めた。

「由臣さんに触れてると、自分がおかしくなるんです。疼いて疼いて、自分がすごく淫乱になったみたいになって、由臣さんと手をつないだだけでも濡れるし、欲しいって思って……」

 とそこまで言って、美哉はあまりの恥ずかしさに真っ赤になった。

「由臣さんに触れてると、おかしくなるから、嫌いです」
「……なるほど、そういうことか」

 由臣はようやく合点が言ったのか、いつもの余裕を取り戻し、にやりと笑った。

「美哉は別に淫乱でもなんでもない」
「違います、淫乱なんです。だから男性が近づいただけで鳥肌が立っていたんです」
「違うな。美哉が淫乱だったら、俺と会うまでに処女だったなんてありえない」
「…………」
「美哉は淫乱なんかじゃない」
「じゃあ、どうして由臣さんに触れるだけでこんなにおかしくなるんですか!」

 美哉はそう言うと、由臣のズボンと下着を脱がすと、ベッドに押し倒した。それから慣れない手つきで由臣の剛直を手に取り、口に含んだ。

「美哉っ! まだ俺、シャワーも浴びてない」
「んっ……」
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