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第25章 【二十五話】調査開始です！　が。

　目が覚めると、美哉はいつの間にかパジャマを着せられていた。
　が、身体の痛さと昨日の出来事を思い出し、さすがに恥ずかしくなった。

　昨日の夜は、魔が差したとしか思えないことをやらかしてしまった。
　それはたぶん、一度に複数人と関係を持って、それが気持ち良かったのがいけなかったのだ。しかも美哉はそのことでとんでもないことを口にした。

「……はぁ、最低だ、私」

　部屋にだれもいないことを確認して、美哉は声を出し、あまりのガラガラ声にそういえばすごく喘いだことも思い出し、さらに落ち込んだ。
　由臣は昨日、今日から調査を開始すると言っていた。だから起きて朝食を作って、仕事をしなくてはならない。
　昨日は色々と普段とは違う動きをしたせいで、筋肉痛だ。きしきしとあちこちが痛むけれど、美哉は我慢して身体を起こした。
　そしてベッドから降りて……ナカからどろりとあふれてくるものに、昨日の出来事が夢ではなかったと分かり、またため息を吐いた。