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恋の行方を探してください【完結】
第46章 【四十六話】忠誠の儀*紫紺
 テーブルに座って、美哉はぼんやりと考える。
 紫紺は美哉のことを助けてくれたけれど、彼は何者なのだろうか。彼は美哉の味方なのだろうか。
 ヤラせろと言ったけれど、あれは本気で言ったのだろうか。
 そんなことをぐるぐる考えていると、紫紺がお風呂から上がってきた。

「部屋に行くぞ」
「は、はい」
「そんなに緊張されると、こっちも緊張するんだが」

 緊張するなという方が無理なのではないだろうかと美哉は思ったけれど、大きく息を吸って、できるだけ緊張を解そうとしたけれど、無理だった。
 紫紺の案内で二階に行き、階段を上がってすぐの部屋に連れ込まれた。
 シングルベッドを置いたらそれだけで窮屈な部屋だけど、壁も床も木でできているからか、そこまで圧迫感はなかった。
 紫紺は美哉のシャツを荒々しく剥がすと、ベッドに押し倒した。

「きゃっ」
「ったく、どこのだれか分からない男にほいほい着いていく与頭(くみがしら)なんて、聞いたことないんだけど」
「っ! な、どう……っ」

 質問をする前に、紫紺に唇を奪われた。
 舌が入り込んできて、美哉は抗うことができないまま、紫紺の舌を受け入れた。部屋にはくちゅくちゅという音が響いた。
 紫紺とは、初対面に違いないのに、どうしてだろう、なんだか懐かしい感じがした。どうしてだろうかと考えて、ふと一つの仮説が思い浮かんできた。
 紫紺の唇が離れた隙に、美哉は口を開いた。

「あなたも御庭番……なの?」
「オレのことは詮索するなと言ったはずだが?」

 短パンを脱がされ、蜜口に紫紺の指が押し当てられた。

「キスしかしてないのに、こんなに濡らして」
「ぁ、ゃっ」
「ったく、あいつらほんと、なにしてるんだよ……」

 紫紺はブツブツと文句を言いながら、美哉の股の間に顔を埋めてきた。

「ひゃあっ」

 花芯に吸い付かれ、美哉の身体は大きく跳ねた。
 紫紺はしつこいくらいに花芯を舐め回し、美哉の声が枯れるほど啼かした後、ようやくナカに指を入れてくれた。
 指でナカを擦られ、あまりの気持ち良さに美哉はすすり泣いた。

「やぁ、紫紺、も、限界……っ」
「ったく、我らが与頭さまはどんだけ淫乱なんだ」
「ん、やぁ、気持ち、いい、のぉ」
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