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恋の行方を探してください【完結】
第6章 【六話】断固として拒否します!
 さすがの由臣も無言の圧力を感じたのか、言い訳のように言葉を続けた。

「もちろん、親父の承認は取れている」

 それに対して、勝千代は目をつり上げて口を開いた。

「そういう問題ではないだろう」
「そういう問題だ」
「そもそも、宇佐見さんの意見は聞いたのか?」

 労るような視線を向けられた美哉は、反射的に首を振った。
 御庭番だとか与頭(くみがしら)だとか、後から説明をするとは言われたが、美哉が与頭になるというのは初耳だ。

「美哉はもう与頭になった」
「え、そのっ、そもそも御庭番に与頭って、なんですか! 訳が分からないのに、なれるわけないでしょう」
「ほぅ? なにか分かれば、なれるということか」
「どうして言葉尻をとらえるのよ!」

 反論すれば、由臣はどうしてだろう、嬉しそうに笑った。その笑顔を見た美哉の心臓は、どきりと音を立てた。

「それでは、説明をする」
「…………嫌です。断固として拒否いたします!」
「ほぉ? 伊吹とセックスしておいて、そんなこと言えるのか」
「なっ」

 え、そこでばらしちゃうのっ? と美哉は真っ赤になって震えていると、部屋の中でごくりと息をのみ込む音が聞こえた。

「……ちょっと待って。美哉ちゃんが与頭になったということは……オレもようやく童貞から抜け出せるってことかっ?」
「……吟太、おまえな」
「そういう勝千代だって、与頭に操を立てて、今までヤッたことないんだろう? なに格好つけてるんだよ! オレたち御庭番は与頭に忠誠を誓わなかったら、結婚もできないんだぞ? なあ、古坂?」
「……いかにもそうでございますが……吟太、やはりあなたにはデリカシーというモノを覚えてもらわなければ、美哉さまが大変お困りではないですか」

 今まで、一度も口を開かなかった年配の男性──古坂という名のようだ──は、重々しい口調でそう告げた。

「由臣さま、わたしは美哉さまが与頭になることにつきましては、反対はございません。由臣さまがお決めになったことでございますし、由臣さまの人選の確かさはこの古坂、よく存じております。しかし、美哉さまご本人のご意思も汲んであげるのが、伴侶の勤めでございます」
「結婚もしてない、オンナ遊びもしてない古坂に言われても説得力ないぜ」
「吟太ッ」
「……………………」
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