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恋は盲目
第5章 夜の遊び
家族が寝静まってるのを確認して

音を立てずに家から出る

久々の緊張感


家の外に出ると慶太が手を上げて待っていた


「久々♪」

慶太は無邪気な笑顔を見せる

「ほんと受験生なんですけど」

「寝るとことか言ってたくせによく言う」

うはっ

と自然と笑ってしまった

なんとなく今日の雰囲気は悪くない

勉強してる?とか数学がやばいとか

他愛のない会話でなんとなく歩いて河川敷に着く

近くにあったベンチに腰掛けて佇む

「慶太はどこの大学進むの?」

何気なく聞いた質問。受験生らしい質問。

「うん・・・・おれ、大学迷ってんだ。」

「あーどこ第一志望にするか?」

「ん・・・・いや、進学しないかもって話。」

「え!?」

私たちの高校はいわゆる進学校だったので

大学進学が当たり前というか・・・

既成概念にとらわれてたので頭がついていけない

「え??何?しゅ、就職するの?」

「・・・・・・プロになる。」

「・・・・・・・・・・・」

「昔から気にかけてくれてたスカウトマンの人がさ、

正式にオファーくれて。」

「すごいじゃん!夢、叶ってるじゃん!」

『おれ、サッカー選手になるからな!』

って満面の笑みでボールを蹴ってた子供の頃の慶太を思いだす。

夢って叶うんだ・・・・

なんだか胸が熱くなる。

「ほんとにおめでとう。すごすぎる!」

「実感なくてさ。でも一番最初にあんりに言おうと思って。」

ズキン

その一途さが胸にくる

「・・・・悪い。フられてんのに。なんか」

「ん、いや、でもすごいことだし、・・・・」

「・・・・フられてもさ、まだ全然だめで。

なんか、全然好きで。忘れよーって思っても

他に誰か目むけてみよーって思ってみてもダメなんだよな。

なにこれ俺きもいな。」

「はは、何、急に」

「俺卒業したら◯☓県に行くんだ。そしたらあんりとも

簡単には会えねーって考えたら・・・何かムリで。」

「彼氏かw」

急な激白に動揺しつつもこういうストレートな慶太は本当に憎めない。
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