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第9章 ー毎日痴漢ー（遠藤 瑠美 16歳 高校１年）

「えっ？なんで？」
「さぁ？」
「校長先生だよね？」
「うん…。」

1年B組の教室の中には、のんびりと紅茶を飲みながら、孫にメールを打ってる校長がいた。

「ここの方が、楽だわい…。」


「はぁーーーーっ？！脅した？」
「あぁっ…」
「…。」
「あいつ、俺の車にぶつけやがったからな！！」
「校長、ある意味被害者だろ！」
「軽だったかな？先生のって？」
「ベンツA101」
「…。」

わからないけど、たいそう高いらしい！！

「でも、先生がその車に乗ると…」
「うん…。」
「ヤクザさん？」
「…。まっ、ぶつかったから、電車でか弱くもないおバカな生徒を救った。」
「…。

私の事だ…私の事だ…

「じゃ、学校行くぞ。」


校長先生は、私達の話を聞いて、怒るどころか泣き出した…

疲れた、な。