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山猫と狼
第14章 ロイ王妃の一週間
六日目の夜。


今夜もまた、この体が男の玩具になる。


そう思うと深いため息が出る。


ロイが浴室でバスタブに浸かりながら考えていると、彼女の静寂を乱す男が闖入してきた。


「なんだ?!なぜお前が・・・」


ロイは体を庇いながらクロードを睨みつける。


「なぜって、我々は夫婦じゃありませんか。たまには一緒に風呂に入りましょうよ」


「出ていけ」


「そんなこと言わずに、背中を流し合いましょうよ」


「じゃあ私が出る」


ロイがバスタブから上がろうとすると、クロードが彼女の手を掴み引き留めた。


「手を放せ。お前一人で入ればいいだろう」


「それではつまらないではないですか」


クロードはぐいとロイを抱きしめ、彼女を風呂の壁に軽く叩きつける。


「何をする!放せ!」


ロイはもがくが、クロードの力には敵わない。


あっと言う間に唇を塞がれ、男刀で強張った体を切り込まれてゆく。


ロイは涙目になりながら、クロードの激しい乱れ突きに耐えた。
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