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ただ愛されたかっただけなのに
第21章 再びの蜜月⑤
近くをドライブしていたら怪しげなラブグッズの店を見つけた。
昨夜、ローターを持ってきたか聞かれた。
アレ以外は持ってきていない。
知らない土地だから入れる店。

いろんなモノがあった。
いわゆるオトナのオモチャ。
本当にオモチャ屋さんに来たみたいにワクワクした。
友達が媚薬を使うことを聞いたことがある。
トロトロになってしまうとか…
見ていたらローターも媚薬もあった。
それほど高くはない。
こっそり両方買った。

昨夜も遅かったこともあり、観光するより部屋でゆっくりしたい。
お昼を簡単に済ませ、ホテルに戻った。

媚薬…
使ったらどうなるのだろう?
彼には内緒で試してみた。
熱くなると思ったらそれほどでもなく、欲しくて仕方なくなると思ったら、それほどでもなかった。
ただ、何もしていないのに溢れてくる。
漏らしたのかと思うほど、びしょびしょになった。

たまらなくなってMAXで貰ったモノを使った。
入らないだろうと言われたけど、トロトロになっていたからすんなり飲み込んだ…
彼に抱かれたことを思い出し、出し入れする。
彼に抱かれたようには感じなかった。
ただ、抜いた時に勢いよく潮を噴いた…
そして虚しくなった。
なぜだか彼にはこのことを言えなかった。

時間になり、彼を迎えに行く。
先に買い物を済ませようと彼に連絡をした。
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