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ただ愛されたかっただけなのに
第4章 英くんとの出会い
中に入れて欲しかった。
クリトリスでもイクけれど、中に入れられてイキたくなる。
そのほうがずっと気持ちがいいことを体が知っている。

「じゃ、舐めて」

彼が下着を脱いだ。
驚くほど、彼のモノは大きかった。

「無理…
 大きすぎる…」

カリの部分はそれほどではなかったけど、太さがすごかった。
口に入れるのも辛いくらい。
こんなに大きな人はいなかったから、これが入ったらどうなるのだろう、そう思っただけで感じた。

彼に感じて欲しくて、丁寧に舐めた。
カリの部分も舌を使って感じるように嫌らしく。

「乗って」

彼がゴムを付けて私に上になれと言う。
欲しくて仕方がなくて、そのまま上に乗った。
入口に当てて少しずつ腰を落とす。
痛みが伴うくらい広がっていくのがわかる。
大きなモノが私を満たしていく。

「気持ちいい…」

痛さもあったけど、快感が勝っていた。
奥の気持ちいいところに当たってる。
下から彼が突き上げる。
その度に喘ぎ声が出る。

「あ…やん……気持ちいい……」

誰かに見られるかもしれない、声が聞かれるかもしれない。
かもじゃない、見て欲しい、聞いて欲しい。

彼に狂わされたい。
会うまでに話した彼の奥底に抱えている思い。
今だけは私が包んであげる。
抱かれながら、私があなたを抱きしめるから。

「もっと嫌らしくなれ。
 もっと厭らしい顔をみせて。」

感じている私を見て。
快感に狂いそうな私を見て…
何度も襲う快感の波に数えきれないほどイッた。

愛しい気持ちが湧いてきていた。
もう会えないかもしれない。
その切なさが余計に私を乱れさせた。

体に余韻を残したまま、彼と別れた。
次の約束もないまま。
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