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ただ愛されたかっただけなのに
第14章 出張先に同行
「年末で混んでるかもしれないから、どこか居酒屋でいいから予約しておいて」

言われたとおり、お店を予約して、ホテルに荷物を置きに行き彼の仕事が終わるのを待った。
一緒にいられる時間はどれくらいだろう。
10時間くらい?
寝る時間もあるから、二人の時間は本当に短い。
それでも会えないよりはずっといい。

連絡がきて、彼と飲みに出かけた。
地元の物を食べながら一緒にお酒を飲む。
毎日会話はしてたけど、それでもまだ話すことはある。
二人ともよくしゃべりよく笑った。

「英くん…ごめん…二人になりたい…」

「もう、いつもそれだな(笑)」

どんな時間も彼と一緒なら楽しいけど、やっぱり彼に触れたかった。

ホテルに戻り、シャワーして、二人でベッドに横になる。
どちらからともなくキスをした。

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