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ただ愛されたかっただけなのに
第17章 再びの蜜月①
久しぶりに彼に会うことで昨夜は眠れなかったから、眠くなってきた。
セックスよりキスをしたい、そう思った。
彼に抱きしめられてキスをして、甘えたかった。

ベッドに行き、彼に腕枕をしてもらう。
見つめ合い、どちらからともなく唇を合わせる。
彼に遠隔調教されていた私は、それだけでも反応して感じてしまう。
目が潤むのがわかる。

彼も眠いのか、それ以上はしてこなかった。
私も求めなかった。
そして彼の腕に抱きしめられて、眠りに落ちた。

翌朝、彼は仕事へ出かけた。
行ってらっしゃいのキスをして送り出した。

そこは少し電車で行けば有名な観光地。
折角だからそこに行こうかと計画を立て、一人で出かけることにした。
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