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ただ愛されたかっただけなのに
第20章 再びの蜜月④
気持ちが溢れてしまう。
彼への気持ちが…

「愛してる…あなたを愛してる…」

彼に抱かれながら彼への想いが溢れだす。
その瞬間、彼が私をきつく抱きしめた。
痛いくらいきつく。

言葉にこそ出さなかったけれど、彼の気持ちがそこにあった。
言葉にはしてはいけない想いが伝わってくる。

大きな波に襲われながら、彼も限界に達しようとしていた。

「一緒に…」

彼の腕に抱かれながら、気持ちも体も彼に預け彼に導かれるように一緒に上り詰めた瞬間だった。

私の中で彼のモノが収縮し、それを私が感じる。
その時、今までにないくらいの大きな波が私を襲った。

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