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蜘蛛♠
第2章 幻影旅団
第1話

川澄とSの出会いはおよそ15年前。
まだ20歳そこらの時にバイト先で知り合った。

名前はS子。
川澄の2歳年上だ。
顔は上の下ってところ。
彼女にしたいくらい可愛く、バイト先ではそこそこモテていた。

当時S子との体の関係はあった。
しかし彼女にするわけにはいかなかった。
そう、当時の川澄は人斬り抜刀斉。

一人でも多く斬らねばならない川澄の立場からして特定の彼女を作ることはただの重荷でしかなかったからだ。

それから10年の時が経ち、今から3年ほど前にS子と偶然町中で再会した。

美しさは増し、2児の母となっていた。

S子を見た川澄の逆刃刀(この時は逆刃刀)はものの見事に反りたっていた。

この時の川澄はこの逆刃刀を使い、過去の過ちを償うべく、人を活かす剣を振るっていた。

そして生まれ持った能力。

セックスした相手の能力を盗む。

「盗賊の極意」

相手が可愛ければ可愛いほど素晴らしい能力を盗めると相場は決まっていた。

この時からS子とチョコチョコ連絡を取り合うようになる。
とはいえ相手は結婚してる身。
何をどうこうする気はなかった。

そんな中、数ヶ月ほど前に事態は動いた。

S子が離婚したとの事。

チャンスがめぐってきた。

川澄は過去に出会った可愛い子は関係を切らずに繋げておく習性があった。

それが功を奏した瞬間だった。

脳裏によぎる。

今のS子の能力はいったいどんな能力なのか……
あれから変わっていないのか…
それとも素晴らしい能力を作り出したのか…

欲しい………
S子の能力が欲しい…………
狂おしいほどに欲しい………………

全てはこの思いが引き起こしたおぞましい悲劇の始まる瞬間だった。

※この小説は半分フィクションです。


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