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暁の星と月
第4章 夜啼鳥の夢
暁は大紋の鋭い眼差しと口調に怯えたが、それ以上に兄に犯される自分を一瞬のうちに妄想し、目尻を朱に染めて喘いだ。
「…ああ…」
…兄さんに犯される…
あの高貴で優雅で逞しく、優しい兄に抱かれるのはどんな心持ちがするのだろう…
まだ見ぬ兄の逞しく美しい裸体をも想像し、暁の淫肉は疼き大紋の牡をきゅっと締め付けた。
「…君は…!」
大紋は業火のような嫉妬を覚え、暁の貌を無理やり向けさせ、痛いほどに唇を奪う。
「…あ…んんっ…や…あ…」
「…この…淫乱め…」
くちづけの合間に暁を詰る。
「…んん…っ…ひど…い…」
幼気な子供のように涙を流す暁の首筋を強く噛む。
「…や…っ…ああっ…!」
「…僕以外の男と寝たら…君を殺す…!」
「…はあ…っ…ああ…」
男の怒りを含んだ押し殺した美声に暁は甘く膿んだような快感を得る。
「…殺すよ…いいね…」
「…ころして…」
暁は快楽に喘ぎながら、優しく微笑んだ貌で男の頬を細い指先でなぞる。
「…もう…いま…ころして…」
「…暁?」
「…いま…幸せだから…ころして…春馬さんになら…殺されたい…」
潤んだ漆黒の闇色の瞳の奥には紛れもなく男への恋情が見て取れた。
「…こうして…春馬さんに抱かれながら…死にたい…」
「…暁…!…君は…!」
大紋は暁への欲望と執着と愛情を一気に爆発させるかのようなくちづけを与え、再び激しくその花筒へと楔を打ち込み始める。
「…君は僕のものだ…!誰にも渡さない…」
激しく濃厚な腰遣いに暁は息も絶え絶えになる。
取りすがる冷たい窓硝子は暁の吐息で曇り、その結露はまるで暁の欲望の花の蜜のように滴り落ちる。
「…ああ…春馬さん…誰にも…わたさないで…僕は…ずっと…春馬さんのものでいたい…」
「…暁…!」
…こんなにも美しくいじらしく儚げで…そして例えようもなく淫らな青年を手放せるはずがなかった。
…この手は地獄まで連れて行く…例え、煉獄の火に炙られようとも…
…決して離しはしない…。
大紋は愛と執着と憐憫と…全ての欲望をぶつけるように暁の淫肉に熱く猛る牡を打ち込み、引き出し、肉襞を抉るように攻め続ける。
暁の花茎の先からはたらたらと白い花蜜が溢れだす。
大紋の大きな手が花茎の根元を押さえつける。
暁が眉を寄せて呻く。
「…まだだ…まだ達くな…僕が君の中に全てを吐き出してからだ…」
残酷な男の命令に暁は美しい唇を噛みしめた。
「…ああ…」
…兄さんに犯される…
あの高貴で優雅で逞しく、優しい兄に抱かれるのはどんな心持ちがするのだろう…
まだ見ぬ兄の逞しく美しい裸体をも想像し、暁の淫肉は疼き大紋の牡をきゅっと締め付けた。
「…君は…!」
大紋は業火のような嫉妬を覚え、暁の貌を無理やり向けさせ、痛いほどに唇を奪う。
「…あ…んんっ…や…あ…」
「…この…淫乱め…」
くちづけの合間に暁を詰る。
「…んん…っ…ひど…い…」
幼気な子供のように涙を流す暁の首筋を強く噛む。
「…や…っ…ああっ…!」
「…僕以外の男と寝たら…君を殺す…!」
「…はあ…っ…ああ…」
男の怒りを含んだ押し殺した美声に暁は甘く膿んだような快感を得る。
「…殺すよ…いいね…」
「…ころして…」
暁は快楽に喘ぎながら、優しく微笑んだ貌で男の頬を細い指先でなぞる。
「…もう…いま…ころして…」
「…暁?」
「…いま…幸せだから…ころして…春馬さんになら…殺されたい…」
潤んだ漆黒の闇色の瞳の奥には紛れもなく男への恋情が見て取れた。
「…こうして…春馬さんに抱かれながら…死にたい…」
「…暁…!…君は…!」
大紋は暁への欲望と執着と愛情を一気に爆発させるかのようなくちづけを与え、再び激しくその花筒へと楔を打ち込み始める。
「…君は僕のものだ…!誰にも渡さない…」
激しく濃厚な腰遣いに暁は息も絶え絶えになる。
取りすがる冷たい窓硝子は暁の吐息で曇り、その結露はまるで暁の欲望の花の蜜のように滴り落ちる。
「…ああ…春馬さん…誰にも…わたさないで…僕は…ずっと…春馬さんのものでいたい…」
「…暁…!」
…こんなにも美しくいじらしく儚げで…そして例えようもなく淫らな青年を手放せるはずがなかった。
…この手は地獄まで連れて行く…例え、煉獄の火に炙られようとも…
…決して離しはしない…。
大紋は愛と執着と憐憫と…全ての欲望をぶつけるように暁の淫肉に熱く猛る牡を打ち込み、引き出し、肉襞を抉るように攻め続ける。
暁の花茎の先からはたらたらと白い花蜜が溢れだす。
大紋の大きな手が花茎の根元を押さえつける。
暁が眉を寄せて呻く。
「…まだだ…まだ達くな…僕が君の中に全てを吐き出してからだ…」
残酷な男の命令に暁は美しい唇を噛みしめた。