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暁の星と月
第5章 後朝の朝
「…誠に申し訳ありませんでした。大紋様」
翌朝、朝食室で下僕が一通りの食事の給仕を終えたのを見計らい、執事の生田は大紋に丁重に詫びを入れた。

「大紋様に来賓室のベッドメイクもしていただくなど…。…お泊まりになると仰っていただけましたら下僕がいたしましたものを…」
尚も言葉を重ねる生田に大紋は端正な貌に人の好い笑みを浮かべ、ゆったりと首を振る。
「…いや、それには及ばないよ。僕も急にこちらに泊まることになったのでね。…その頃は夜中の1時を過ぎていたし…たかだかベッドにシーツとブランケットを敷くくらい、下僕を起こしてまでのことではないさ。
…暁くんが手伝ってくれたし…」
…ね?と、暁の貌を見つめる。

暁はさっきから美しい貌に羞恥の色を浮かべたまま、余り話そうとしない。
今もナプキンを広げながら俯きがちに小さく答えただけだ。
「…え、ええ…。そうです」
冬の朝陽に照らされた暁の美貌は人形めいた美しさで、見慣れた大紋ですら、見惚れてしまうほどである。
おとなしい暁に、生田は穏やかに話しかける。
「…暁様、これからはどうぞご遠慮なくベルで下僕をお呼び下さいませ。…大紋様にお支度をさせるなど、恐れ多いことでございますから…」
「…うん。分かった。ごめんね、生田」
まるで棒読みの三文役者のように答える暁が可笑しくて、大紋はくすりと笑う。
暁はそれを咎めるように、綺麗な眼差しで軽く睨みつけた。

…昨夜は一度目の性交で満足するわけはなく、大紋が暁をそのまま寝室に引きずり込み、二度身体を繋げ、激しく愛しあった。
「…もう…むり…です…ゆるして…」
啼きながら許しを乞う暁に口淫を迫った。
「…君の可愛い口で達かしてくれたら終わりにしてあげるよ…」
男の傲慢な命令に、暁は蕩けそうな眼差しで這い、男の未だ硬度を失わない長大な牡を口に含んだ。

…暁は口淫に長けている。
濃いフェロモンの匂いがする雄蕊を口に含み、絶妙な舌技で丁寧に奉仕し、口蓋に擦り付ける。
全ては大紋が時間をかけて教え込んだことだ。
無理強いしたことは一度もない。
しなやかに大紋の欲望に添い、美しい清楚な貌で淫らな舌技を駆使し、男を天国へと誘う。
男の牡液を飲みたがった暁に意地悪く笑い、熱く濃い精をその端麗に整った貌に容赦なく掛けた。
「…あ…っ…んん…!」
熱い牡液を貌に浴び、暁も花茎から何度目かの射精をした。



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