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セカンドパートナー
第1章 デートの終わり
「はい、サツキ…ぎゅーーー」

運転席から少し助手席に体を向けてトモユキに体重を乗せる形でお互いの体をくっつける

目を閉じて今日のデートが楽しかったことを振り返る

愛しい愛しい気持ちを込めたハグ

そこに離れたくない帰りたくない寂しさは見ないように蓋をした。


「ーーーーっぎゅ!はい、またな、きーつけてかえりな」

「うん、またね」

小さなボストンバックを持って帽子を直してトモユキは車から降り、振り返ることなく駅に向かって歩いて行った

私は財布から指輪を取り出し

左薬指にはめると、車のエンジンをかけた
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