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第1章 付き合ってから脱童貞、脱処女するまで

最初はただ送り迎えを繰り返していた
カエデは門限が21時までなので
ギリギリにならないよう、早め早めに帰宅していた

そのうち、道のりにも時間にも慣れ
お互いの思い合う
もう少し話をしていたい
という純粋な気持ちから

ここでこの時間ならまだ少し早すぎるから
止まってゆっくり座って話そうか

どちらからともなく小さな公園に停車をする

帰宅する道は一本道で、車のスピードも早い
そのかわり、少し道をそれただけで住宅の影になり、車通り人通りが全くなくなった。
遠くに本道路の車のビュン、ビュンと過ぎて行く音が聞こえるだけだ