パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第5章 経理の木月

「木月さんは彼女どれくらいいないんですか？」

「20歳かな」

「衝撃ですねっ！何歳かわかってます？」

「34」

「あー…男の人って羨ましい。女だと結婚しろだの

親戚や親からうるさいですから。」

「結婚願望ないのか？」

「そりゃ25歳あたりでは居ましたよ。

今は焦っても仕方ないし。縁があればって感じです。」

「どんな男がいい？」

「やたら食いつきますねー。一緒にいて疲れない人。

時間にうるさい人とかギャンブル好きは懲り懲りです。」

「それは男運が悪いだけだろ。」

「ほっといてくださいよー。」

「俺のタイプは気にならないのか？」

「キレイな顔立ちで　趣味料理な人で掃除もマメにする嫁

さん？」

私とはかけ離れてる人だよ。聞いたって仕方ないよ。

木月さんのルックスだと彼女いなくても

遊びの女の1人や2人いたでしょ。

3時間ほど食事を楽しんで2軒目のBarを出ると深夜1時だっ

た。

「そろそろ帰りますね…」

カバンを引っ張られた。

「木月さん？」

木月は美織の手を引き抱きしめた。

「俺じゃだめなのか？」

「だめです。だって潔癖症だし、大雑把なんです私。

二人でいるとケンカしますよ。」

「俺が自分で掃除したらいいことだろ？」

「付き合ってもないのにそんなこと…。

それに」

「それに？」

「私は流されやすくて旅館内のスタッフにも抱かれて

る。」

「…いいよ。それでも。付き合ったら別だけど。」