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契約的束縛・誘惑なる秘密
第7章 ミュンヘン-過去の遺恨



「そうか?」


「日焼けしてワイルドな本郷さんも好き」


「っっ!
だからあまり煽るな美波」


「ん?
‥‥きゃっ!」


ブラを引き摺り下ろされ、剥き出しになった両胸を鷲掴みにし揉まれて、少し硬くなった乳首をキュッと摘ままれたら、思わず悲鳴に似た声が出てしまったのよ。



「散々煽ったからだ」


「煽ってなんか‥‥
そう縄使わないの?」


本郷さんと言えば縄‥‥なのに縄を使おうとしない‥
私は知っている、縄を自在に操りその縄で性的興奮をする本郷さんの性癖。



「それか‥‥
はっきり言えば此処に無いんだ‥
縄を持って国内に入国という訳にもいかなく、俺が頼んだのも送られてくるまで後数日掛かる‥‥‥そうだな、縄の変わりになる物だったら幾らでもある、縛られる方が好きか美波?」


「‥‥本郷さんだったら‥‥」


少し考えた本郷さんがやった事は、私のブラを外して両手首を頭の上で縛り括り付ける事‥
ブラで器用に両手首を拘束出来るんだから、やっぱり本郷さんって器用。



「これで手は使えないな」


「あっ‥‥あんっ!!」


わざと指先1本で私の躰に触れて来る‥
鎖骨回りから胸のラインに沿って指は動き、脇腹を通って脚の方へ。


その微妙なタッチが、毛か筆で触れられている感じでゾクッとするの。


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