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第9章 香港ｰまさかの出逢い

「考えておきます悠‥‥違ったコンラート？」


「これは私もですねサザンクロス？」


「くすくす‥
お互い慣れだよね」


「気を付けます、私もサザンクロスもですよ」


「‥‥はい‥‥」


積もる話は後と、先ずは移動優先‥
今回は一般市民と変わりなく行動する為、移動は船を選び香港島へ、そこからは交通機関で目的地の高層マンションまでやって来た。



「都合もあり最上階とはいきませんが、この場所でも見晴らしは良いようです」


「普段も高い場所でしょう？」


「山以外何もありませんがね」


家具類や生活用品は搬入済みで、ドイツから手持ちで持ち込んだ荷物で十分‥
何かと便利な香港は、私もかなり多用する場所、その為こうして簡単にセッティング出来ましたが。



「先ずは簡単にCross selsの方を説明します、本部香港支部長リュー･イェンフゥイこの男は私の事を知っていますので話が通り易い、ただクラブとかには権限が少ないのが難点です‥
次に中央香港支部長リ･ライラン此方は私の事はコンラート･ゼクスとしか知りません、クラブ関連はライランの管轄で調教師もその内‥‥これは大雑把な説明」


「コンラートはどちらに接触するの？」


「どちら共に‥‥
香港の調教師も面白いですので‥
私が本格的に調教師を覚えたのも香港なんですよ」