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第15章 香港ｰ日本への伝(つて)

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「宮野それは幾ら整形しても見破れるという事ですか？」


「そう、９５%なんて確率は中々居ないんだ‥‥本人じゃなければ的中しない‥
だからどんなに顔を変えても、骨格を大幅に弄らない限り見付けられるって」


あの男がそんな手間をするだろうか？
整形さえしてしまえば別人、だとすれば無駄な事はしない、そう思って良いでしょう。



「‥‥‥ルーク、あなたの中央の力を使って、中央施設の監視カメラを宮野にリンクさせて下さい、そうすればネズミは引っ掛かりますね宮野？」


「もっちろん！
データーはバッチリ保存済み、流してくれればドイツの時のように、しっかり捕まえてやるさぁ！！」


「‥‥はあ‥‥
中央の回線を宮野に渡します、後宮野の為にパソコン数台搬入予定です」


「構いませんよ？
ドイツのアパートと同じく、此処も１人１部屋は確保出来ますので‥
日本は‥‥イタリア大使館の施設を使えば十分ですね」


「日本に行くのか？」


「マジ？
‥‥‥日本に行ける！」


ああ‥‥ぬか喜びをさせてしまいましたかね？
日本に行く事は出来ても、それ以上の伝が今のところは無い。


客はおろかクラブを開催出来る場所、その後の処置、搬送に足跡消し‥
全てが絶対的に不足の現状、せめて繋がれる暴力団と、私達を囲えるほどの表の大物、この２つを探りに日本へ行くとも言いますが。